シンプルでポップかつ機能が充実コンパスと高度と水平と地図と住所と天気と気温と気圧とGPS開発者インタビュー

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今日は、「コンパスと高度と水平と地図と住所と天気と気温と気圧とGPSと」の開発者の合同会社materializeさんにインタビューしました。今、密かに話題を呼ぶアプリが生まれたキッカケや、この長いアプリ名の裏話、そして今後の展望など、いろいろ聞いてみました。

「コンパスと高度と水平と地図と住所と天気と気温と気圧とGPSと」とは、ずばり、どんなアプリですか?

合同会社materialize 「コンパス」アプリです、基本的には。「名は体を表す」という諺の通り、アプリ名に含まれている機能が全て搭載されたアプリになっています。基本の「コンパス」に加えて、「高度計」「水平器」「地図表示」「住所表示」「天気表示」「気温表示」「気圧計測」「GPS測位」を、このひとつのアプリに備えています。なかなか、ここまで一緒くたに備えたアプリも他にないので、これはかなり使い勝手の良い便利なアプリなのではないかと思っています。

「コンパスと高度と水平と地図と住所と天気と気温と気圧とGPSと」というアプリ名、正直な感想として、とても長いと思うのですが、思い切りましたね?

合同会社materialize ストアにアプリ名を表示してもこのアプリだと「コンパス」という表記で済んでしまいます。ストアの詳細ページまで来てもらって内容を知ってもらうには、あまりに特徴のないアプリ名になってしまうと思いました。検索している人たちは、一覧でパラパラと多数のアプリを見定めるわけですから、だったら、いっそのこと、アプリ名に一番知ってほしい機能のことを全て含ませてしまおうと(笑)。そうすれば、普通じゃないことでオッと目に止まるかもしれないし、詳細ページを開いて知る手間もなくなるので、検索している人にもお得だし、自分たちにもお得だし、という考えで、この長いタイトルを決断しました。

そもそも「コンパスと高度と水平と地図と住所と天気と気温と気圧とGPSと」を作ろうと思ったキッカケは?

合同会社materialize ちょうど、節分だったんです。ただ、それだけ(笑)。節分になると、「コンパス」アプリがストア全体で一気に順位が上がるんです。本当に、それに便乗したかっただけなんです。恵方巻きを謳う「コンパス」アプリは非常に多かったので、同じことをやっても二番煎じが目に見えてますから、何か工夫できないかというのは、考えていました。デザインとか、機能とか、やはりたった一点であったとしても、他とは差別化できていないと。

「便乗」の効果は?

合同会社materialize 効果はありましたよ、それなりに。それなりというか、「App Store」のランキングに、全自社アプリの中で初めて載りました。この便乗即席アプリが(笑)。このとき、「133」位です。本当に2月3日ギリギリにリリースしたのですが、それでも反響が大きかったので、節分すげーなって(笑)。アプリに限らず全国的に企業が奮い立つだけあって、イベントは無視できないですね。今回のことでとても実感しました。

今回の「差別化」で拘った点は?

合同会社materialize 正直、それぞれの機能単体では、珍しくもなんともないですよね。既にストアには「高度計」だっていっぱいありますし、「水平器」だっていっぱいあります。それら全てを搭載しちゃえっ、作るの簡単だしっ、というのが発想として一点ありましたが、そんなことよりも、「デザインを可愛くする」ことの方が、このときは重要だと思っていましたね。

なぜ「デザインを可愛く」と?

合同会社materialize スマホ女子ユーザにヒヤリングする機会があって、そのときにビックリしたのですが、アプリをダウンロードする決め手はなんだ、と尋ねたら、「カワイイだけでダウンロードする」と、答えたのです。これは本当に衝撃的でした。機能とか、操作性とか、まったく関係ないんだーって、見た目だけなんだーって。開発者の苦労がまったく報われないっていう(笑)。でも、これはやはり開発現場が男性で占められているからこそそう思い込んでいただけで、世の中のユーザが半分は女性だと考えたら、この「カワイイだけでダウンロードする」は、少数派ではないということなのだと解釈しました。実はこれがヒットの決め手になるんじゃないかって。

狙いの「女子ウケ」はどうでした?

合同会社materialize 全然ですね(笑)。ユーザは「高齢層の男性」が大半です。圧倒的に。「コンパス」というアプリにそもそも惹かれないんでしょう、女子は。かといって、オッサンらが、「可愛さ」に飛びついたとは思っていないです。実は、節分というイベントで一過性のダウンロードが獲得できればいいやと思っていたのですが、節分を過ぎてもその勢いは衰えることがなくて、最近では一日間だけで「100」ダウンロードを超えるような日もありました。順位も「73」位とか。コンパス、計器って、やっぱり、「男子のオモチャ」みたいなイメージですよね。「機能全部載せ」が、オッサンの心を見事にくすぐったのだと今では思っています。不本意ながら、いや、嬉しいんですが、うーん、とても複雑というか(笑)。

そういえば、多機能なのに「一画面」しかありませんよね?

合同会社materialize そうなんです。複数の機能が搭載されていると、画面を切り替えなければならないこと、結構あると思うのですが、全て「一画面」に収めました。アプリを起動さえすれば、全部の機能が使用できます。これももしかしたら、オッサンの心をくすぐったのかもしれません。コックピットみたいな、手を伸ばせる範囲に全ての機能が備わっている、そういうのって、どこかで男子は憧れているじゃないですか。秘密基地みたいな。やっぱり、計器は「男子のオモチャ」なんですよ、きっと。

「天気」も「気温」も「地図」も「高度」も、とにかく全て「一画面」で見られる、確かに全てに手が届いて、秘密探偵の七つ道具みたいな気がしてきました

合同会社materialize 「九」機能ですけどね(笑)。あ、「天気」を搭載したことが、意外な好評に繋がっているのかもしれません。利用ユーザの解析をすると、このアプリに興味のあるユーザの大半が、「天気」に興味があったんです。「天気」を気にしながら「コンパス」を利用する、登山や釣り、ハイキング、旅行、でしょうか。こうやってプロファイリングしてみると、高齢者の趣味のランキング上位に一致してくるんですよ。まあ、後づけなので、こじつけかもしれませんが(笑)。

最後になりますが、今後の展望についてお聞かせください。

合同会社materialize ユーザの生の声を聞きたくても聞けないのがアプリ開発だと思います。ユーザの心を読んで、リリースしてみて、肩透かしくらったり(笑)、プロファイリングの繰り返しだと思います。この「コンパス」は当初は女子にウケようとしました。でも、ダメでした。実はオッサンにウケてました。読みは見事にハズレたわけですが、アプリとして真面目に作ったものは、どこかしらに受け入れられるんだな、というのも気づきでした。じゃあ、ウダウダと頭の中だけでやってないで、どんどんリリースすべきですよね。この「コンパス」は一発で完成形をリリースしてしまったかもしれませんが、同じように、これからもどんどん新しいアプリをチャレンジしていきたいと思います。また、明後日の方向にウケるかもしれませんが(笑)。


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